2025.10.31
地盤調査の重要性
いえとち本舗富山店 スタッフ
いえとち本舗と富山店です。
今回は、お家を建てる時に一番最初に行う「地盤調査」についてお話したいと思います。
地盤調査とは、建物などを建てる前に、その地盤がどの程度の建物の重さに耐え、沈下に抵抗する力(地耐力という)をもっているかを調べることです。その土地が軟弱な地盤で、建物の荷重に耐えられないと、建物は沈下します。地盤調査では、建物が沈下するかしないか判断でき、沈下の恐れがあれば適切な対策(地盤改良)を行います。
甚大な被害を出した阪神・淡路大震災後の2000年(平成12年)に、建築基準法が改正され、家を建てる際に地耐力を調べることが建築基準法上で求められるようになりました。
地盤調査の方法は何種類かありますが、一般的には3種類あります。今回は木造住宅で最も一般的なSWS試験(旧 スウェーデン式サウンディング試験)についてご説明したいと思います。
SWS試験は、住宅の地盤調査で最も一般的な方法で、標準貫入試験によるN値に相応する「換算N値」を算出することができます。調査機は手動式のほか、半自動式、全自動式があり、全自動式であれば、作業は一人で1ポイントにつき30分程度で実施できます(戸建住宅の場合、5ポイントを調査し、半日程度で完了)。敷地全体の全体の様子を知ることができ、費用もリーズナブルであるというメリットがあります。 しかしながらSWS試験は、土質が採取できない、土中のガラや一定以上の固い地層に達すると貫入不能、深度が増す(10m以上)と摩擦補正を行わない為に精度が低くなるなど、簡易調査である為に熟練の技術者による資料調査などから、総合的に判断する必要があります。
以上、地盤調査についてのお話でしたが、いかに地盤調査が重要なのかをご理解頂きたいと思います。