2023.01.07

七草粥

いえとち本舗富山店 スタッフ

こんにちは佐藤です。

正月の暴飲暴食で皆様も胃が弱っているのではないでしょうか?

かくゆう私も相当弱ってます^^;

7日には春の七草を入れて炊たいた粥を食べる風習があります。

「胃腸を休める」という七草粥の効能も理に適っていると言われています。

春の七草とは、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの若菜のこと。

 

セリ(芹)

紀元前から中国で野菜として食され、日本でも『日本書紀』にセリの名が登場するほど、古くから親しまれている。「競り勝つ」という縁起のいい意味を持つ。

 
セリには胃を丈夫にする効果や解熱効果、利尿作用、整腸作用、食欲増進、血圧降下作用などの効果があるといわれている。鉄分が多く含まれているので増血作用も期待できるとか。さらにビタミンCやミネラルが豊富で、免疫力UPや活性酸素の働きを抑える働きも。目の疲れにも作用するほか、セリ特有の香りは鎮静効果があるといわれている。

 

ナズナ(薺)

ペンペングサとしてお馴染みの野草。「ナズナ」という名前の由来は、「なでたいほど可愛い菜」だともいわれている。小さくて白い可憐な花をつける姿は、まさにその名の通り。また、「なでてけがれをとる」の意味を持つ。

 
江戸時代、7種をすべて入れる七草粥は庶民にとっては縁遠いものだった。当時は貴重な野菜だったナズナを主役に、1、2種を入れて作ることが多かったそうで、夜に七草を刻むことを「薺打つ(なずなうつ)」と言い表すこともある。

 
ナズナには食物繊維やビタミン、ミネラル、鉄分、カルシウム、抜け毛予防によいとされる亜鉛も含まれている。解毒作用や利尿作用、止血作用、胃腸障害やむくみに効果があるといわれている。

 

ゴギョウ(御形)

母子草(ハハコグサ)のこと。3月3日の桃の節句の際に、母子の人形を飾って母子餅を供えて食べたことから、御形(形=人形のこと)というようになったという。「仏様の体」というありがたい意味を持つ。

 
咳や痰、のどの痛みに対して効果があるといわれている。

 

ハコベラ(繁縷)

ハコベ、特にコハコベの古名。身近な野草で、小鳥のエサなどにも使われる。「子孫繁栄」の意味を持つ。

 
植物のなかでは豊富にタンパク質が含まれ、ミネラルも豊富なため、古来は薬草として使われていたという。特に昔から腹痛薬として使用されており、胃炎などのほかに、歯槽膿漏(のうろう)にも効果があるといわれている。

 

ホトケノザ(仏の座)

小鬼田平子(コオニタビラコ)のこと。植物の形状が、仏像の台座に使われる蓮の花が開いた形に似ていることからこの名がつけられ、縁起がいい植物とされる。

 
胃や腸の調子を整えてくれる効果があり、高血圧予防、歯痛や食欲増進などにも作用するといわれている。

 
現在「ホトケノザ」として一般的に知られている植物は、七草のホトケノザとは全く別のシソ科の植物。

 

スズナ(菘)

カブのこと。「神様を呼ぶ鈴」の意味を持つ。どんな土地でも育つ強さがあり、栄養価も高い。かつて中国で諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)が広めた野菜として知られることから、「諸葛菜」の別名がある。

 
胃腸を整え消化を促進し、しもやけ、そばかすにも効果があるというスズナ。カロテンやビタミンC、カルシウムや鉄分、ミネラルも豊富で、根っこの部分には、コレステロールを低下させてくれる成分も含まれている。

 

スズシロ(蘿蔔)

ダイコンのこと。「鏡草(カガミグサ)」とも呼ばれる。平安時代にはほかの宮中儀式にも用いられており、日本人と長い付き合いのある野菜。「けがれのない白」という意味を持つ。

 
スズシロには美白作用があり、肌を若々しく保つビタミンCを多く含むほか、胃腸の調子を整えるアミラーゼや便秘に効果的な食物繊維も豊富。ダイコンにある辛み成分には、抗がん作用や抗菌作用も。

 
ちなみに、これら春の七草を使ったものとは別に、「七種粥(ななくさがゆ)」という食べ物もある。これは正月15日に宮中で食べられていた粥で、米、アワ、キビ、ヒエ、ミノ、ゴマ、小豆の7種類の穀物を入れたもの。今でも小正月に食べられる小豆粥の原型とされる。

 
また、秋には「秋の七草」が存在するが、これはお粥にして食すものではなく、月見などの際に飾って、目で見てその美しさを愛でるもの。ハギ(萩)、ススキ(薄)、クズ(葛)、ナデシコ(撫子)、オミナエシ(女郎花)、フジバカマ(藤袴)、キキョウ(桔梗)の7種を指す。

 



七草粥を食べてしゃきっとします!

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